腸内には100兆個もの細菌が住んでいます。この細菌は人間にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
21世紀に入り、新発見が続々登場しました!
腸内細菌を活性化することによって脳と体が劇的に変わります。
そして、リーキーガットが病気を引き起こすことも証明されました。

驚くべきことに、ASD(自閉症スペクトラム)に代表される発達障害、食物アレルギー、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、うつ、不安は「腸内環境の悪化」が原因だったのです!

詳しくは、拙著「腸内細菌と脳の真実」(育鵬社、1,760円10%税込)で論じました。
ぜひ、ご購入ください。
私は、脳と腸内細菌が腸を介してつながっていること、腸内細菌を育むことが心と体の健康を獲得し維持する最善の方法であることを示しました。

本書の概略はこうです。
まず、第1章では、ASD(自閉症スペクトラム)に代表される発達障害、心の病、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、うつ、不安など、関係なさそうにしか見えない病気の発生に共通する原因があることを述べる。その原因は、腸の不調、すなわちリーキーガットである。リーキーガットとは腸壁に穴が開くことである。それで、何が問題なのか?

第2章では、リーキーガットが心と体の病の根源であること、リーキーガットを引き起こすおもな要因が、腸内環境の悪化(ディスバイオシス)であることを説明する。腸内にどんな細菌が住んでいて、何を食べて生きているのか。腸内環境を改善するには、彼らが元気に生きることだ。それによって、私たちの心と体も健康になる。

第3章では、脳と腸は、腸内細菌を介してつながっていること、腸内細菌によって私たちの脳と、その働きである心が変わることを解説する。

第4章では、ASDがどのようにして発症するのか、腸内細菌がASDを引き起こすという理論の誕生と、それがどのように証明されたのかを説明する。そしてマウスを用いた動物実験と、人への有効性を調べる治験の方法と結果を紹介する。

第5章では、どうすれば人の心と体の健康の源である腸を守ることができるのか、その具体策を提案する。

あなたの心と体の健康のカギは、腸であり、その住人の腸内細菌である。あなたが腸内で飼っているペット、腸内細菌を育もう。